一級建築士の仕事内容は?なるためにはどんな資格が必要?

■一級建築士の仕事内容

一級建築士になると携わる事ができる設計の仕事範囲が急激に増えます。というか用途と規模に制限がなくなります。範囲が広ずぎるので一概には言えませんが、大きい会社ほど実務は部分的になり、小さい会社ほど何でもできます(やらされます)。
二級建築士では用途、規模に制限があります。
しかし、正直いって住宅会社であれば二級建築士でも実務で困る事はまったくありません。よって一級か二級かで実務の内容が変わることはありません。ただ施主様に名刺を出す場合、肩書として一級建築士があるかどうかを自分や施主様が気にするかどうかです(´・ω・`)
あと会社によっては出世に響くこともあるかも、、、
(;_;)

■一級建築士になるには?

建築系大卒の場合は実務2年で一級建築士を取得できます。その場合、二級建築士は飛ばすことができます。
他、専門学校卒や短大卒でも実務経験を3、4年で大丈夫です。高卒の場合は、二級建築士をまず取ってその後実務4年で一級建築士を取得することができます。
試験は学科と製図に分かれております。
学科はひたすら過去問の繰り返しでなんとかなります。少しゆるい受験勉強という認識で大丈夫です。半年間毎日二時間勉強すれば誰でも受かります(と言っておきます。笑)。
難関は製図です。製図試験は学科と違い非常に身体的です(笑)。
どういう事かというと、まず現代のIT社会に生きている人達にとって、六時間半という長い時間ずっとシャーペンを動かし続けるのは至難の技です(+_+)腱鞘炎になる方もいますし、腰を痛める方もいます。
それに正直最初は手が動きません(笑)。このCAD全盛の時代に手書きで図面を書いてる会社なんて全くありませんので、誰もがほぼ未経験です。最初は10時間かかってもできない人もかなりいます。
とにかく反復あるのみの耐久レースです。体育会系の人が有利かもしれません(笑)。練習すればするほど書くスピードは面白いほど速くなるので、とにかく練習時間が確保できるかが大問題です(・∀・)
それと大事な事ですが、試験会場の環境は場所によっては非常に劣悪です。 一人分のスペースがとても狭く、前後や隣の人とぶつかるくらい距離の場合もあります。温度設定も試験場合によっては暑すぎたり寒すぎたりすることもあります。私の時は非常に暑かったです(笑)。

■一級建築士になる為の資格について

令和2年からは実務の経験が無くとも試験は受ける事ができるようになりました!
正確に言うと、試験に合格しておいてその後免許に必要な実務の経験を積んで、免許登録できるようになります。今までは、必要な実務経験を積んでからじゃないと試験は受けれなかったのですが、試験の受験要件が登録要件になったのですね。
これは「人材を継続的かつ安定的に確保する為」(国交省)との事です。
つまり、まだ仕事が相対的に忙しくない入社まもない時にでも試験が受けてしまえるという事です。実際に30歳を越えてくると、どの会社に勤めようがそれなりの仕事を任されます。そうすると試験の勉強時間を確保する事が難しくなります。40代、50代の方で経験豊富にも関わらず 二級建築士の方が大勢いらっしゃいます。20代の頃に一級建築士をとり損ねた方達です。

■二級建築士との違いについて

私の経験上、建築士の仕事は現場を分かっていて、かつ建築を作ってなんぼの世界です。
現場の事が分かっていない二級建築士は、 現場の分かっている経験豊富な非資格取得者のおじさんから 「お前はまだ一級建築士を取ってないのか!」、「だからお前は一級建築士が取れないんだ!」と言われます (苦笑)。そして一級建築士取得後には「お前は一級建築士のくせにそんなことも知らんのか!」と言われます。この不条理に耐えなければなりません(笑)。
つまり、周囲からのハードルを自分で上げることになります。

■一級建築士の魅力

しかし、年数が経ち経験を積むと、そのおじさんも態度を少しずつ変えてくるんです。「おっ、こいつもわかってきたな」という想いがこちらに伝わってくるんです。
そんなとき、先の不条理を経験した後だと感激もひとしおです。
つまり「一級建築士」という資格は、取得しようとしている時も取得してからでさえも「自分を成長させる装置」として機能するとも言えます(*^^*)
ここまでは現場サイドの話です。

もうひとつ重要な要素は、転職について、です。
転職について言えば、確実にメリットがあります。一級建築士を取っているか取っていないかでふるいにかける会社は多々あります。特に大手企業は(;・∀・)
結局、学歴と同じで、地頭があると判断されます。設計事務能力がある(若しくは設計事務を教えればこなせる)と判断されるのですね。

■まとめ

一級建築士を取ろうが取ろまいが、建築の仕事に携わるのなら現場に飛び込まねばなりません。そして、なるべく早く取ってしまえばあとは現場で揉まれればいいだけです。逆に若い時に取り損ねると、実務に追われなかなか時間が確保できなくなります。建築の世界で生きていこうとするなら確実に取得しておきましょう!

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