漫画「死役所」の登場人物やあらすじ、魅力などを簡単にご紹介

引用掲載新潮社

ドラマで話題になった「死役所」実は原作は漫画です。
このタイトルが何か暗いイメージを連想させそうですが、内容は一体どんなものなのでしょうか。

何故「市役所」ではなく「死役所」なのか?

どんな場所で何が行われているのか?などなど疑問はたくさん起きてきそうです。

今回はそんな「死役所」の魅力や疑問を解説して行きたいと思います。

果たしてそこは恐ろしい場所なのでしょうか?

始まりはある女性の「死」から

何故「死役所」なのか、この漫画の始まりはまずこの建物の由来から始まります。

まず物語は、ある一人の女性が自分が死んだことに気づかずに役所のようなところに座っているところからスタートします。

この女性が戸惑っているところに現れるのが職員であるシ村であり、この漫画の主人公です。

私たちも役所に行くと案内係の人が声をかけてくれますよね。

同じように声をかけられた女性はそこで初めて自分が死んだことに気付くわけです

私たちは死後どうなるのかなんて、本当のところは誰にもわかりませんが、その先にどう進めばいいのかもわかりません。

職員が教えてくれると安心しますね。

ちなみにここに来て何をするのかというと「成仏」に向けての手続きをするわけです。

人は死んだら「成仏」する決まりになっていて、期間内、つまり現世でいうところの「49日」を過ぎるまでその手続きをしない場合、不成仏霊となって永遠に彷徨うという事のようです。

手続きは、死因を書き、担当の係によって成仏の扉に案内してもらうというとてもシンプルなものでした。

そんな意味も込めての作者のネーミングと思われますが、要するに、ここは亡くなった人が手続きをする場所なので「死」と言う字を用いて「死役所」なのだと思います。

ステージが、死後の世界という、今までにはなかった世界の話が面白い

引用掲載コミックパンチ

さて、舞台は死後の世界、前述の通り私たちは、死後の世界を知りません(中には知っている人もいるかもしれませんが)概ね未知の世界ですよね。

本当は死んでしまったらどうなるのか、生きているうちに知りたい事の一つなのですけれど、生憎、それはほぼ不可能という事で、まず、そこをテーマにしているところが私の惹かれた部分でもあります。

主人公シ村は30代位の男性ですが職員は若い女性のニシ川さん、年配のイシ間、ハヤシなど個性的な面々です。

役所というところは私の私見でいうと硬いイメージイコール公務員的な?ものなので、

亡くなって最初に行くところにこのようなキャラクターの職員がいるのは中々気持ちが楽になれそうです。

この漫画はその役所の中でのやりとりが主流なため、余計に「役所」はお硬いという感じを払拭していて面白いと思います

様々な原因で亡くなった人をテーマにしている

引用掲載https://bibi-star.jp/posts/778

ご承知の通り、人は死ぬ時には死ぬ「理由」つまり「死因」があります

役所ですので、死因別に課が分かれていて、それぞれの部署に担当者が居り手続きを進めてくれます。

「自殺」「他殺」「病死」「交通事故死」ここまでは推察できますが、更に、「死産」「人為災害」「生活事故死」などがあります。

そして全てを統括して、適切な課として「総合案内」があります。

人為災害とはその名の通り人によって起こされた災害による死亡、放火などの巻き込み事故などだと思います。

生活事故死とは、普通に暮らしていて不慮の事態により引き起こされたものということでしょう。

わかりやすい作品が、第15話の「成仏しません」の話で理解できます。

この話は急性アルコール中毒死の女性の話ですが、これこそが「生活事故死」というカテゴリーに属するものです。

この話の中でも死んだ本人が死因に納得できず、「成仏」を拒む場面がありますが、死ぬ気もなかったのに不慮の自己責任などで亡くなってしまうのは本当に心残りでしょうね。

「死」に関するいろいろなドラマがあります

その他にも、自殺とか他殺とか現世においても上位に(?)ランクインする死因の話などは、胸が詰まる内容のものもあります。

人の数ほど死因が存在するわけですから、その内容をテーマにするとなると厚みのある話ばかりで、読者を飽きる事なく次の話、次の話へと誘うような気がします。

基本1話完結型なのでどこからでも楽しめる

引用掲載朝日デジタル

また、この作品は現時点で14巻まで発刊されています。

連載物としてはあまり長くなっているとついつい、最初からそこまで読むことが億劫になりがちですが、安心してください。

この作品は一話完結、(後半に数話で完結もあり)となっていて、読みやすく、どこからでも始めることができます。

最新刊から読んでしまうと多少の過去事情などを知らない場合意味がわからないところもありますが、基本はどこから読んでも大丈夫です。

主人公はその話一つに一人なので、いわゆる、亡くなったA子さんのお話、というように進みます。

短時間でも読むことができるので、ちょっとした合間にも楽しめるという、手に取りやすいものとなっています。

全巻揃える前に、まずはお試しで一話から(電子書籍なら可能)で読んでみるのはいかがでしょうか?

私のオススメ【スマホ依存で命を落とした女の子】

引用掲載マンガボックス

数ある作品の中から特に私が気に入った(というのもおかしいですが)ものにスマホ依存で亡くなった女子高生の話、第14話「前を向いて」というのがあります。

実はどの作品を紹介するにしても、どれも名作で、考えさせられる物なだけに、ピックアップが難しいのですが、何故この作品を紹介しようかと思ったのかというと、やはり、今の時代にありがちな死因(書き方が失礼かもしれませんが)で、数年前までには「確実に」なかった物だからです 。

第14話「前を向いて」


女子高生の須藤麻帆はスマホを買いました。

その日からスマホを持っている友達とライン交換が始まり、連日、スタンプやコメントのやりとりを続けます。

彼女には親友の理奈という子がいましたが、理奈はスマホを持っていません。

日が経つにつれ、スマホのラインに一喜一憂、つまり返信がなければ気になる。

ラインの通知がきたらすぐに返信しないと嫌われるかもしれないといったおかしな感情に囚われていく麻帆。

やがて、理奈と出かけている時でさえ、スマホを手放さず、映画も上の空になっていきます。役所にきた麻帆は死因を「スマホに夢中になって階段から落ちた」と伝えます。親友の理奈が「右に寄らないと階段だよ」と注意してくれたのに。

麻帆はそう言いますが、実は階段はその「右」にありました。


つまり・・・・・・

これは、誰の罪になるのだろうと、唸った作品です

スマホの事故は年々増えていて、電車の中でもホームでもみんな手にしていますよね

誤って落ちた話も。

ですが、これはその更に、スマホを持たない人間の真理にまで迫っているところが面白かったです

そして最後はあれほど熱中していたラインの仲間が、返信が気に入らないという理由でグループから麻帆を削除してしまうところ。

そこまでは本人は気づかなかったようですが、実に悲しい死因だと思いました。

皆さんも気をつけましょう。

自分の生き方を振り返るような作品が沢山あります

引用掲載コミックパンチ

おすすめ作品のところでも書きましたが、この漫画、とにかくどれが一番素晴らしいという物が決め難く、どれも人それぞれの人生を振り返り、また自分を振り返るような物が多いのも、ポイントです。

自殺を考えた人は、自殺をした話を読んだら、思いとどまるかもしれないし、スマホ依存は死を招くのだと自戒にもなる。といったような。

作品の中には職員のプロフィールに紐づけられた話もそれぞれにあります。

職員は全員死刑囚なのです。

それは「成仏」を許されないから。

私たちは「死刑囚」と聞くと凶悪犯人を連想しますが、ここに出てくる職員たちのそれぞれの「事情」にもドラマがあります。

人生というものは、それなりのドラマがあり、自分に置き換えた時に反省したり、勉強したり、まさに、そんな「教本」のような要素の話がたくさんありました。

読み込んでいくと、冤罪なのに死刑囚の主人公シ村、姪を助けるために起こした殺人のために死刑囚になったイシ間など

一言で「死刑囚」といってもその経緯は色々で胸が詰まる話もたくさんありました。

この先の詳細は是非読んで確認してください

読者の評価、口コミ

引用掲載トラエラ人

ネット上ではドラマの反応と原作の反応で違いはあるものの、やはり作品としての評価は高いです。

自分と照らし合わせられるところや、なんとなく死後の世界とはこうかもしれないという同調感とか、すぐに読める手軽さなどなど。

話の内容がたくさんあるのでランキングでどの話が一番読者の心を掴んだのかというものも見てみたいところです

まとめ

Amazon引用掲載

今回は漫画「死役所」について個人的な意見も取り入れつつ、魅力や、あらすじを紹介しました。

この作品は私が今まで読んできた漫画のジャンルとしては未知のものなのに、身近にある話で埋め尽くされているという、不思議なカテゴリーに属しています。

まだ作品は続いているようですので、今後も連続して読み続けることは間違いありません。

「自分を振り返りなさい」

などとよく言われますが、多忙な毎日や、雑多な日常でそうままならない人がほとんどでしょう。

この漫画を通じて何かを掴むとするならば、そういう日常に流されて生きていても、「死」とは常に隣にある。ということを認識しなければならない。ということだと思います。

いつ不条理に終わらせられるかもしれない。

どこで終わるのか、どんな「死因」なのか

この命は明日も明後日もあるものだと思ってはいけないなと強く思いました。

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