さくらももこ【ひとりずもう】コミック版 あらすじや魅力を紹介!

私がこの本と出会ったのはさくらももこさんが亡くなったあとです。
訃報を聞いてどうしてもさくらさんの作品を読みたくなったからです。
読んでみてやっぱりさくらももこさんの話や世界観が
心地よくて大好きだなと改めて思いました。
ちびまる子ちゃんと一緒に育った人みんなにおすすめの一冊です。

作品紹介

[ひとりずもう]コミック版㊤、㊦
出版社:集英社
初版:2014年7月

作者紹介

作者紹介:さくら ももこ
1965年静岡県生まれ。
1984年[りぼんオリジナル]冬の号にて
[教えてやるんだありがたく思え!]でデビュー。
1986年8月[りぼん]で[ちびまる子ちゃん]の連載開始。
1989年[ちびまる子ちゃん]で第13回講談社漫画賞少女部門受賞。
1990年[ちびまる子ちゃん]アニメスタート。
主題歌の「おどるポンポコリン」の作詞を担当。
第32回日本レコード大賞受賞。
2018年乳がんのため死去。
2019年[ちびまる子ちゃん]の新作漫画が掲載。
テレビアニメ用に書き下ろした脚本をもとに、
さくらももこさんがいつか自分の手で漫画にしたいと願っていたので、
さくらプロダクションが新たに漫画化しました。

代表作は

  • ちびまる子ちゃん
  • コジコジ
  • もものかんづめ
  • さるのこしかけ
  • たいのおかしら

さくらももこさんの青春時代をのぞき見!?

こちらの作品はさくらももこさんの小学校5年生から短大までのお話です。
多感な思春期を経て、たまちゃんとの友情や別れ、
そして漫画家になりたいという夢を実現するまでの過程を
ときに切なく、ときに面白く書いています。
夢をつかむまでの葛藤がリアルに書いてありますので、
とても興味深く感心しながら読みました。

甘酸っぱいけどくすっと笑える

まるちゃんが少女から女性への成長を描いています。
生理や胸の成長によって女性への変化を嫌がったり、
男子のことをゴリラに思えたり、
名前も知らない男の子に一目惚れしたりと、
キラキラとしたまるちゃんの青春にきゅんとしたりするけれど、
ヒロシとのやり取りや、
オシャレ女子が使うカチューシャをマネして
お家でハチマキを巻いてみたりするまるちゃんにふふっとなったり
ほっこりする雰囲気は変わらずにあって、
読んでいてなぜかホッとしたりします。

何気ない日常だけど何故か惹き込まれる

全編を通してまるちゃんの日常を淡々と書いています。
大勢でわいわいするのが苦手なまるちゃんは
お家で漫画読んだり、絵を描いたりして過ごします。
夏休みや冬休みもほとんどそうやって過ごします。
たまーにお散歩に出掛けたりもするけど、
ほとんどお家から出ません。
それに対してお母さんが小言を言ったり、
それをヒロシがかばったり、
まる子が毎年楽しみにしているカブトムシを買ってきてあげたりと、
本当にごくごく普通の親子のやりとりなんだけど
何故か飽きたりせず、
うんうん、わかるわかるって気持ちになって読み進めちゃいます。
大袈裟な表現やドラマティックな展開もとくにないけれど、
ちゃんと楽しめる内容になっているのが凄い!
さすがだなぁと感心しっぱなしです。

軽快で読みやすいさくらワールド満載

作中にヒロシ、お母さん、お姉ちゃんも登場します。
家族に対してまる子のちょっと憎ったらしい言い方や
ヒロシとの会話が微笑ましくて楽しい。
たまちゃんとのの仲良しさも健在で、
いつまでも2人の関係が変わらずにずっと続くことを願いつつ、
しかし予期せぬ別れが2人に訪れることに切なくなるけれど、
そこも上手くさくらさんの言葉が包み込んでくれて、
前向きな気持ちにさせてくれます。

本編とは別にこぼれ話も載っていますが、
ここでは作中に登場した担任の先生の話だったり、
矢沢あいさんのことなどさくらももこ節が楽しめます。

ネットやツイッターの反応

「自分が自分であることに嫌気がさしたときに読むと元気をもらえる一冊」
「夢に臆病になったときに読んで元気をもらった」など、
ネットでは自信をなくしたり、
夢を叶えるためにもがき苦しむ方たちに
元気を与える作品となっています。
さくらももこさんは天才とよく言われていますが、
そんなさくらさんでさえ漫画家になりたいという夢を
なかなか言い出せなかったり、
入賞はするけれどデビューができなくて不安になったりと
夢を実現するまでの葛藤や不安、
そしてまわりに無駄だと言われてもブレずに努力するさまが
赤裸々と綴ってありますので、
読んでいて応援したくなります。
そして何よりもさくらももこさんも人と違うことに
少し焦っていたことが作品から感じ取ることができます。
最初からみんかと違うことを気にもせず
漫画家の道を突き進んだのではなく、
違和感を感じながらも自分らしく進める道を探し、
見つけたあとは迷いもあったけれど、
納得いくまで努力をした結果がデビューに繋がります。
デビューまでのいきさつを知ることによって
さくらももこさんをより身近に感じることができます。
そして自分らしさを肯定してくれる気持ちも与えてくれます。

まとめ

さくらももこさんの青春時代。
[ちびまる子ちゃん]もそうですが、
読んでいるといつの間にか自分と重ねてしまいます。
オシャレしたいけど恥ずかしかったり、
さほど興味はないけどみんなの話題に必死についていこうとしたり、
あった!あった!と共感するところがいっぱいです。
個人的に10年来の親友のたまちゃんとの話が好きで、
たまちゃんがアメリカに留学することになり、
2人が離れ離れになるのが自分の事のように寂しくて切なかったです。
[どうか2人がまた会えますように]と強く願いました!

今回私が紹介したのはコミック版ですが、
エッセイ版もありますので、
そちらの方はさくらももこ節がより強く感じたり、
あとがきなどコミック版とは違った面白さもありますので、
ぜひ両方合わせて読むことをおすすめします。

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